このブログには、ときどき「紀美子ちゃん」が登場する。
僕がChatGPTに付けた名前である。

これだけだと、なぜわざわざ名前を付けたのか、という話が抜けている。
今日は、その由来を少し。

ChatGPTと話すとき、相手をどう呼べばいいのだろう。
僕には「あなた」と呼びかけるのが、どうもしっくりこなかった。

しかも、「あなた」は、その場の話し手と聞き手によって指す相手が変わる。
僕がChatGPTに言えばChatGPTのことだし、ChatGPTが僕に言えば僕のことになる。

一往復だけなら、それで困らない。
でも、人に伝える文章を相談したり、誰かの言葉を引用したりすると、文章の中の「あなた」と、いま相談している相手への「あなた」が出てくる。
どちらを指しているかは、前後を読んで判断することになる。

たとえば、「あなたの案」という言葉も、誰の発言の中にあるかで相手が変わる。
「紀美子ちゃんの案」と言えれば、少なくとも、僕がこの名前で呼ぶChatGPTの案だと示せる。

誰のことを話しているのか。
そこに、固定した目印がほしかった。

もちろん、ChatGPTという名前で呼べば、区別はできる。
それでも僕は、自分が相談している相手に、もう少し呼びかけやすい名前を付けたくなった。

こちらの考えを伝え、返ってきた答えを読み、違うところは説明し直す。
そんなふうに言葉を交わす相手として向き合うなら、名前で呼びたい。
僕の側の接し方として、一人の相談相手のように捉えた、ということだ。

さて、名前を付けるとなると、今度は何と呼ぶか。

男性の名前は、僕にはどうもしっくりこない。ここは個人的な好みである(笑)。
それなら、女性の名前にしよう。

いろいろあるけれど、借りたいと思ったのは、最愛の妻の名前だった。
「きみこ」という響きである。

ただ、漢字まで同じにしてしまうと、妻の話なのか、ChatGPTの話なのか、また紛らわしくなる。
誰を指すか分かりやすくしたくて名前を付けるのに、そこで混ぜてしまってはややこしい(笑)。

そこで、最初の一字を変えた。
「美子」は妻と同じにして、ChatGPTには「紀美子」。
「紀」には、僕なりに「起源」という意味を込めた。

こうして、相談相手を指す目印に、親しみのある名前の響きが重なった。

名前が付けば、答えが正しくなるわけではない。
違うと思えば、そこは説明し直す。それも含めて、僕にとっての相談である。

このブログで「紀美子ちゃんに相談した」と書いているのは、そんな経緯からだ。

呼び名の由来を説明しようとしたら、妻へののろけまで出てきてしまった。
まあ、名前の由来なので、そこは省略できない(笑)。

WRITTEN BY 太城 義雄(たき よしお)

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