みんなで支えるってどういうこと? 税の応能負担の原則・・・をわかりやすく解説!
📘 本文
こんにちは、たきです😊
今回は、「税金のしくみ」の中でもよく聞く
“応能負担の原則” について、高校生にもわかるように解説してみます!
■ まずはこの図を見てください!

この図では、野球の試合を見たい3人の子どもが登場します。
- 背の高い青年
- 少し低い少年
- もっと小柄な少女
みんな「塀の向こうを見たい」だけなのに、
地面に立って塀の向こうを見る・・・“平等”では
小さな少女は塀の向こうが見えません。
同じ高さの踏み台を三人に“公平”に与えたら、
青年は抜群の視界
少年はまぁまぁの視界
少女はずっと背伸びしないと見えない視界
背の低い少年と少女が
青年と同じ視界を得られるように
調節した踏み台を与えたら・・・?
“公正”な処置は、少女にも野球が楽しめますよね
■ “平等”と“公平”と“公正”の違いとは?
- 平等:みんなに同じ量を与える
➡三人とも地面に立つ - 公平:それぞれの状況に応じて調整する
➡三人とも野球の試合を観戦できるよう同じ高さの踏台 - 公正:結果として「機会の平等」が実現されるよう配慮する
➡三人が同じように観戦できるようそれぞれの高さの踏台
そしてこの「公正」の考え方こそ、
“応能負担の原則” と深い関係があります。
■ 応能負担ってなに?
応能負担とは、
「税金は、その人の“能力”(=所得)に応じて負担しよう」
という考え方です。
例えば、3人の子どもを「国民」として考えてみると──
- 青年:高収入 → 税金を多く払える
- 少年:中くらいの収入 → ほどほどの負担
- 少女:低収入 → 税金は少なめ
これが “応能負担”の考え方。
つまり「払える人が多めに支えて、みんなが見られるようにする」んです😊
■ 実際に使われてる例:所得税
📌 所得税は、この原則に基づいて設計されています。
たとえば…
- 年収300万円の人 → 約5%の税率
- 年収2,000万円の人 → 最大45%の税率!
つまり、収入が多い人ほど税率が高くなる「累進課税」になっていて、
社会全体をバランスよく支える仕組みになっています。
■ まとめ:みんなで支える社会へ
「平等に取る」のが一番いいように見えて、
実はそれが一番不公平になることもあります。
だからこそ、私たちが目指すべきは──
“応能負担=公正なしくみ”
収入が多い人が多く支え、少ない人は無理のない範囲で。
それがみんなで支え合う、本当の意味での「公平」なんです😊
📝 最後にひとこと
この「応能負担の原則」、どう感じましたか?
社会の仕組みを知ると、ニュースや政策の見え方も変わってきます✨
もしよければ、コメントやSNSでシェアしてもらえると嬉しいです😉
✅ ハッシュタグ例
#税金の仕組み #応能負担 #高校生でもわかる経済 #公平と公正 #たきのブログ