サブスクリプションの設定画面で、僕は迷っていた。

「無効」というリンクがある。

これは、いま無効になっている、という意味なのか。それとも、ここを押したら無効にする、という意味なのか。

同じ二文字なのに、読み方によって、次にすることが変わってしまう。

とりあえず押してみたけれど、まだよく分からない(笑)。

続いて「有効」となっているリンクを押すと、サブスクリプションをキャンセルするのか、その理由は何か、と聞かれる画面が出てきた。

なるほど、ここでキャンセルの話になるのか。

この戸惑いを、紀美子ちゃんに話した。僕がChatGPTに付けた名前である。

でも、この話を「分かりにくかったね」で終わらせるつもりはなかった。

「いやいや!人の振り見て我が振り直せ😉だよ〜!」

自分も、画面を作る側だからだ。

作っているときは、いまの状態も、押した後の動きも、頭の中に入っている。だから、短い言葉だけで伝わるような気になってしまう。

使う側に回った僕には、その区別がつかなかった。

たとえば、自分が自動更新の設定画面を作るなら、こんなふうに分けたい。

いまの状態を示すところには「自動更新は停止中」。

操作するボタンには「自動更新を再開する」。

これは僕が考えた表示例だ。状態を読む場所と、何かを変える場所で、言葉の役割を分ける。

紀美子ちゃんに話したかったのも、自分たちが作る画面で、同じ迷いを生まないようにしたい、ということだった。

たった二文字で迷った経験が、こちらの画面づくりを見直す材料になった。

「有効」「無効」。作る側には短くて便利でも、使う側には、もう少し説明がほしいことがある。

自分の画面でも、利用者に「これ、どっち?」と推理させていないかな。

人の振りを見たので、我が画面も振り返ることにした(笑)。

WRITTEN BY 太城 義雄(たき よしお)

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