タイムカードと勤怠表を突き合わせる総務課の大変な現場を見て衝撃を受け、勤怠表をAS/400に取り込もうと決意した原点の話。

前回は仕事の考え方について書きましたが、今回は実際に取り組んできた勤怠管理の話です。

これは1995年頃、私が課長になったばかりの33歳の時のことです。
当時、私はタイムカードというものは、出勤と退勤の時刻を紙に打刻するもので、その後の計算は総務課が処理してくれるものだと思っていました。

ところが、ある月初に総務課の部屋に入った時、思いがけない光景を目にしました。
数人の女性社員の方が、従業員ごとの勤怠表の束とタイムカードを並べ、目を皿のようにして一つ一つ見比べていたのです。
転記ミスや漏れがないかを確認していたのだと思います。

その光景を見て、正直ショックを受けました。
「知らないところで、こんなに大変な作業が行われているのか」と。

その瞬間に、ひとつの考えが浮かびました。
「この勤怠表を、そのままAS/400の中に作り込めばいいのではないか」
そこから、要件定義、設計、画面作成と進め、自部門と総務課とで一緒に仕組みを作り上げていきました。

当時はアジャイル開発という言葉は知りませんでしたが、AS/400の開発・変更のしやすさに助けられ、実際の運用に合わせて何度もブラッシュアップを重ねていきました。

また、勤務管理は労働基準法に基づくものであるため、法律を学び、違法な計算ができないような仕組みも組み込んでいきました。

ここが、勤怠管理の仕組みづくりの最初の一歩でした。

この後も、運用を止めずに、少しずつ仕組みを進化させていくことになります。

WRITTEN BY太城 義雄(たき よしお)

IBM i / AS/400を愛するSE

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